酸性食品とアルカリ性食品について②

  • 酸性食品の代表格は肉類、魚介類、穀類です。
    肉類においては種類や部位によって異なりますが、食品成分表によると、リンはカルシウムの45倍程度になる酸性食品です。
    しかし、肉はたんぱく源として重要であり、ご飯やパンなどの主食にないアミノ酸が含まるので、脂身の少ないものを適度にとりましょう。
    牛肉には鉄分・葉酸が多く、貧血予防に効果的です。
    豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれ、主に糖質の代謝に使われます。
    鶏肉は低脂肪・高たんぱく質の上、ビタミンAを含みますので、粘膜強化に良く風邪に負けない体をつくります。

    アルカリ性食品の代表格は、やはり梅干しでしょう。
    梅と赤しそを塩漬けして、土用に三日三晩天日で干してたものですね。
    昔からの効用の言い伝えで、“梅は三毒を断つ”と伝えられました。
    三毒とは、食べ物の毒・水の毒・血の毒のことです。梅干しにはクエン酸が含まれ、疲労回復に良く、強い殺菌力があるので食中毒予防になります。
    塩分制限のある方は、梅干しを一晩水につけて塩抜きしてから召し上がって下さい。

    【主な酸性食品】
    玄米・精白米・マグロ・サバ・カツオ・ブリ・ウニ・ヤリイカ・牛肉・豚肉・とうもろこしなど

    【主なアルカリ性食品】
    梅干し・キンカン・いりごま・ブドウ・小松菜・大根の葉・黒砂糖・大豆と大豆製品・海藻類(わかめ・ひじき・こぶ・もずく・寒天)こんにゃく・さつま芋など

    次回は食材ごとの目安量・食べ方をご紹介します。