みそと美肌

  • たんぱく質、炭水化物の他に、食品の主な一般成分として挙げられるのは脂質です。味噌には、大豆から由来する脂質が含まれています。

    五訂日本食品標準成分表によると、淡色辛みそ(よく普及している味噌のうち、色が比較的薄いもの)の脂質は、6.0%となっています。他の基礎調味料では、このように適度な脂質を含むものはあまりありません。

    ソース類やしょうゆではほとんどゼロ。食塩や砂糖も当然ゼロ。マヨネーズでは逆に非常に多く、4分の3が脂質です。調味料はそれぞれに味わいや役割がありますが、味噌がそのままなめても違和感なくおいしいのは、脂質のおかげもあるかもしれませんね。

    「母さんのあかぎれ痛い、生味噌をすりこむ・・・」と歌にも唄われているように、昔は味噌をハンドクリームのようにも使っていたようです。 また、味噌を仕込む人の手は美しい、とも言われます。味噌の中の脂質は、隠れた役者とも言えそうです。

みそと老化

  • 老化というのは、全身の組織、機能の衰えを指しますが、細胞レベルにもそれは顕著に表れます。すなわち、生体内に過酸化脂質と呼ばれる物質が増えると、血管や体細胞、脳細胞などの老化が促進されます。以下の研究者が「みそは老化を防止する」と発表しています。

  • ●みその原料である「大豆成分」が脳卒中の発症を抑え、長寿に貢献する (京都大学・家森幸男教授  1994年)

    ●発酵によって、みそに老化制御機能が生まれる(東京農業大学・小泉武夫教授 1995年)

    ●みそは熟成過程で抗酸化力を高める物質が生まれる (東京大学名誉教授・大妻女子大学加藤博通教授 1994年)

    ●みその成分「DDMPサポニン」が老化の原因となる活性酸素を消去する (東北大学・故大久保一良教授 1999年)

    みそ健康づくり委員会資料『みその知識 みその効能7』より